以前の記事では Django-Celery-Beat: 予約作業を生成する方法 を通して、Django-Celery-Beatで予約作業を生成する 基本的な方法 を見てきました。
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しかし、実際のプロジェクトでは単純に 予約された時間ごとに繰り返し実行するだけ では十分ではない場合が多いです。
- 特定の時間にだけ実行するように制限する必要があることもありますし、
- 実行周期を動的に変更する必要がある場合もあります。
- 特定の条件で作業を無効化したり、
- 特定の日付以降は自動的に予約を解除するように設定する必要がある場合もあります。
このような 複雑なロジックを扱うため に、今回の回では Django-Celery-BeatのPeriodicTaskモデルをより深く掘り下げ、さまざまなフィールドと設定方法を見ていきます! 🚀
1️⃣ update_or_createを活用したPeriodicTask設定
実際のサービスでは 一度作成した予約作業をそのままにしておくよりも、ユーザーの要求や環境の変化に応じて修正する場合が多いです。
したがって、 PeriodicTask.objects.create()
を使用するよりも update_or_create()
メソッドを使用する方がより便利です。
📌 update_or_create()
を使うと、
- 既に存在する作業であれば更新
- 存在しなければ新しく作成
つまり、 同じ名前の予約作業がある場合は上書き が可能なので、不要な重複インスタンスを防ぐことができます。
2️⃣ PeriodicTask.intervalフィールドとIntervalScheduleモデル
Django-Celery-Beatの PeriodicTask
は interval
フィールドを通じて 繰り返し実行の間隔を設定 できます。
この interval
フィールドは IntervalSchedule
モデルに接続 されているため、まず IntervalSchedule
インスタンスを作成した後、PeriodicTask
でそれを参照する必要があります。
つまり、予約作業を登録するには:
- まず
IntervalSchedule
インスタンスを作成 - その後、作成された
IntervalSchedule
をPeriodicTask
に接続
3️⃣ IntervalScheduleフィールドオプション
フィールド名 | 説明 | 値の例 |
---|---|---|
every |
繰り返し周期の数値 | 10 , 30 , 2 |
period |
繰り返し周期の単位 | IntervalSchedule.SECONDS , IntervalSchedule.MINUTES , IntervalSchedule.HOURS , IntervalSchedule.DAYS |
4️⃣ update_or_createを利用したPeriodicTask設定例
from django_celery_beat.models import PeriodicTask, IntervalSchedule
import json
# IntervalScheduleを生成 (10分ごとに実行)
schedule, created = IntervalSchedule.objects.get_or_create(
every=10,
period=IntervalSchedule.MINUTES
)
# PeriodicTaskを作成または更新
task, created = PeriodicTask.objects.update_or_create(
name="send_reminder_email",
defaults={
"interval": schedule,
"task": "myapp.tasks.send_reminder_email",
"args": json.dumps([1]),
"enabled": True,
}
)
5️⃣ PeriodicTask
のその他のフィールド説明
フィールド名 | 説明 | 例 |
---|---|---|
name |
作業のユニークな名前 | "send_report_task" |
interval |
実行間隔 (IntervalSchedule 参照) |
schedule |
crontab |
特定の時間に実行する場合 (CrontabSchedule 参照) |
None |
clocked |
特定の時間に一度だけ実行 (ClockedSchedule 参照) |
None |
task |
実行するCelery Task | "myapp.tasks.send_report" |
args |
関数に渡す引数 (JSON形式) | json.dumps([123, "email@example.com"]) |
kwargs |
関数に渡すキーワード引数 (JSON形式) | json.dumps({"priority": "high"}) |
enabled |
実行可否 | True or False |
one_off |
一度だけ実行して終了 | True or False |
📌 one_off=True
に設定すると、作業が一度実行された後 無効化されるが削除はされません
📌 clocked
フィールドを使用すると 正確な特定の時間に一度実行される作業 を予約できます。
🎯 結論: 予約作業を柔軟に管理するためには update_or_create
を活用しよう!
📌 Django-Celery-Beatで予約作業を登録する際に update_or_create()
を使うと既存の作業を簡単に修正できる
📌 PeriodicTask.interval
フィールドは IntervalSchedule
を参照するため、まず IntervalSchedule
インスタンスを作成してから接続する必要があります。
📌 複雑な予約作業を管理する際には args
, kwargs
, enabled
, one_off
, clocked
などのフィールドを活用すれば、より柔軟に設定できます。
🔥 次回予告
今回の記事では PeriodicTaskをより柔軟に生成し、修正する方法 を見てきました。
次の回では Crontabを使って特定の時間に実行する予約作業の設定と、Clockedを活用して特定の時間に一度だけ実行する予約作業について扱う予定です。
より深いCeleryの活用法を知りたい方は、次回もお楽しみに! 🚀
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